ハーブ農園カレンダァ:9月

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2003年

’03)9・03

《新顔”レモンバーム”の紹介》

これが新しく菜園に仲間入りした”レモンバーム”です。小さいながらも既に写真に見たのと同じ葉が確認できます。よく見ると「シソ科」の特徴である十字対生(難しい言葉を覚えるとすぐ使いたがる:愚か者の常)がもう分ります。
 これからの読書シーズンにハーブティーが楽しめるように大事に育てるつもりです。今週中には2度目の間引きをする予定です。そして秋の夜長はリッチに(精神的に)レモンの香りのハーブティーです。
 たった一種類”バジル”だけから始まった「ハーブライフ」ですが、これだけ美味しい思いをするともう鑑賞だけの園芸には関心が持てません。
 しかも買うのではなく、育てるハーブ園芸の良い点は冷蔵庫要らずな事です。必要な時にプランタァから摘んでくる。これが”生きている冷蔵庫”の利点です。とてもクールでエコな趣味だと思いませんか。
 私にとっては楽しむだけでない実利が伴なう時代が求めた趣味です。

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’03)9・08

《”野沢菜”失敗報告と農園の近況》

”野沢菜”は発芽率の高さと育てる難しさの落差に唖然とさせられました。つまり”野沢菜”栽培は完全に失敗しました。
 もう栽培は無理と諦めました。しかし、もう1つの問題である残った種の処置はどうしたものかと悩んでいました。
 捨てるのは論外ですから、結論としてとても美味しかった”貝割れ”として食べてしまう事にしました。
 それが左の写真です。育った”野沢菜”を味わう事は遂に出来ませんでしたが、この貝割れがピリッとした辛味があり意外に美味なのです。
 負け惜しみでなく、”野沢菜の貝割れ”は発芽率が高く、種まきから10日ほどで食べられる大変美味しい優れものです。
 生ゴミ減量を兼ねてプランターに埋めたキャベツの芯からこのような芽が出てきました。
 とても、一人前のキャベツに育つとも思えませんが、暖かく見守るつもりです。事実、我が菜園ではこの芽が一番元気で立派なのです。
 もし、今後も育つようなら、現在の”バジルのプランタァ”から新たな鉢にでも移植しなければと考えています。
何が不満なのか成長が遅い”レモンバーム”です。
 天候も持ち直し、水もお日様も申し分ないと思うのですが少し心配です。
 秋の夜長はカフェイン・フリーのハーブティーと夢を描いているのですが。
追伸
 ”ローズマリィ”も未だに発芽は1つだけで成長は”レモンバーム”以下です。
 こちらも心配の種です。

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’03)9・20

《晩夏のハーブ農園報告》

 上の写真が自慢の空中プロヴァンスです。風が吹けば土の豊かな香りがする(時々ですが)自慢のハーブ農園です。
 このベランダは過去に幾度か園芸に挑戦してその後、今年まで5年間ほどプランタァなどの園芸機材の置き場所と化してた所です。

 @と左が人間と毛虫に食べられ寂しくなった”スイート・バジル”です。9月に入り到来した本格的夏に”冷製パスタ”で大活躍です。

 Aと右上が期待の”レモン・バーム”です。ここ数日は日毎に大きくなり今から大好きなレモンの香りを想像し興奮しています。

 Bと右下が”ローズマリィ”です。これは他のハーブに比べ種が大きく、発芽率も大変低く5ッしか芽を出しませんでした。お陰で間引きいらずです。
 私の管理が悪いのか成長の遅さに気を揉む日々です。晩秋には魚料理にと期待しているのですが、心配の種です。

 Cが”スペアミント”です。散々な結果に終わった”野沢菜”の後、9/11に種まきをして昨日写真にも写らないような小さな芽が3ッ顔を出しました(多分、スペアミントの芽です)。

 Dが我が家で唯一”食べられない植物:オモト”(その様に教わりました)です。この木は前に借りていた家の大家さんが記念にと引き払う時に頂いたものです。
 しかし、園芸の失敗とともに忘れられた存在だったのです。そんな逆境をどうにか生き延び今回のハーブ菜園の成功と共に息を吹き返した不運(強運?)なシンボル・ツリーです。

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’03)9・29

《”多年草ハーブ”で冬の備え》

 何しろ生まれて初めての「自家栽培ハーブライフ」の成功でハーブ栽培に夢中なのですが、夏の園芸も先が見えてきて、これから冬は何を育てようかと「寂しくなるプランター」を前に色々考えていました。
 植物相手といいながら育てる楽しさに目覚めてしまい気が付けば”ハーブ栽培”が無くてはならない楽しみとなってしまいました。
 そこで、何とか冬も”ハーブ栽培”を楽しめないかと東京の冬にも負けない種類を図書館と園芸ショップで調べた結果、多年草ハーブ3種に挑戦することにしたのです。
 端境期の現在、唯一舌で楽しんでいるハーブ”スイートバジル”は11月上旬まで楽しめるとのことなのでその後は多年草ハーブをエンジョイするつもりです。
 これで、例年縮こまって春の到来を待つだけの冬も今年から味覚の楽しみと園芸の楽しみが増えそうです。
スペアミントの間引き・第1回
 解説書を読んで発芽後の初期成長は遅いと知ってはいましたが、これほどとは思いませんでした。
 9/11の種まき以来2週間以上経ってもここまでです。
レモンバーム
 この”レモンバーム”がハーブ菜園の希望の星です。現在7株を栽培しています。もし、この”レモンバーム”が無ければ冬に向けたハーブ菜園も今頃は見捨てられた荒野になっていたかも。
 小さい株で5aほどで写真真ん中の株が一番丈があり8.5aまで大きくなりました。
 この、サイズまで育つと立派なもので間引きした株(葉)を指で潰すとレモンの香りがするのには感激しました。
ローズマリ
こちらも成長が遅く心配の種です。癒し目的の園芸趣味なら精神的にストレスの溜まるハーブです。
 しかも、以前も愚痴ったように発芽率が悪く間引きの手間さえ要らない始末です。
 料理に使う時の楽しみだけを心の支えに栽培に励んでいます。

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’03)9・30

《”バジル”の花です》

 これは”スイートバジルの花”です。5_ほどしかない小さな花ですが、本当に感動しました。
 解説書に従い、花を咲かせず葉を育てるために蕾は初夏に全て切り取ってしまいました。しかし、ここ数日の快晴で気付かぬうちに白い花が咲いていました。
 自分で言うと真実味がありませんが、この写真は大きさは2倍ほどですが花の感じと色をよく伝えていると思います。
 人生で初めて自分の手で育て初めて見るバジルの花に興奮してしまいました。

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2004年

’04)9・5

《”タイム”:第一回目の間引き》

 今年は天候に恵まれてるせいか(あるいは異常気象)解説書では「一週間ほどで発芽」と載っていたのですが、気が付けば3日目には発芽し6日目には最初の間引を施しました。
 左)
 ご覧の通り発芽直後の芽は細かいので見難いですが順調な経過に期待は膨らむばかりです。
 右)
 最終的には30a四方のプランタァに5株を残すつもりで選抜が続きます。

 去年の”ローズマリィ”など多年草(”ローズマリィ”と”タイム”は木ですが)の体験を覆す驚くべき成長に戸惑っています。
 ※園芸店で”タイム”の香りを確かめるとそれはまさしくミント系のハンバーグの香りでした。


(間引き後)

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’04)9・15

《”バジル”&”青じそ”:パスタの大根ドレッシング》

 大好きな「パスタ」を自分で育てた新鮮”バジル”ですが、いつも同じではさすがに飽きが来ます。
 そこで目先を変えて純和風食材である大根を使った美味しい(完全自己判断)「スープパスタ」を考えました。

レシピ(一人前)
材料…大根、マヨネーズ、オリーブ・オイル、バジル、コショウ
1)大根130gを摩り下ろす。
2)マヨネーズ25gを良く混ぜる。
3)オリーブ・オイル適量とバジル、コショウで日本をイタリアにする(写真:左・上)。
注…私は使いませんが、健康を気にしない方はお好みで塩を加えて調整して下さい。また、大根から出た汁は絶対捨てずにスープとしてドレッシングにお使いください。
4)茹で上げたパスタにドレッシングをまぶしチーズをかければ「日系イタリアン」の出来上がりです。

オマケ:【青じその和風ドレッシング】
上記のレシピを”バジル”から”青じそ”にオイルも「ごま油」に替え温野菜にかければ爽やかな「和風サラダ・ドレッシング」になります。

 どうしても持て余しまう大根の1本買い、しかも派手さの無いキャラクタァで利用範囲はほとんど和食に限られてしまいます。しかし、捨てがたい魅力があるだけにここはイタリアでも頑張ってもらうことにしました。
 非常に簡単ですから、是非お試しください。

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’04)9・24

《”スペアミント”食べ終わりました》

 初夏から緑が濃くなり始め盛夏には食べ切れるのか不安になるほどプランタァを覆い尽くしていた”スペアミント”が季節が変わるとともにこのような寂しい風景に変わりました。
 我が「ハーブ農園」の作物は全て存分に楽しんだつもりですが、結果はご覧の通り”スペアミント”がダントツのゴールです。
 結局、毎日楽しんだのは、朝食でヨーグルトの風味付けに大活躍した”スペアミント”だけでした。去年種まきをした時は具体的な使用法、効能も知らず、ただ「冬も緑を!」と始めた多年草ハーブ:”スペアミント”の栽培でしたが、その清々しい香りで夏の朝食(と言っても「ヨーグルト+コーンフレーク」ですが)を最も豊かにしてくれました。
 ”スペアミント”を始めとするハーブ全てについて言えることですが、豊かな食生活を享受したのは私だけでなく毛虫も多くの秘密食事会を開き堪能したようです。
 しかし、去年からの僅か一年の経験でも毛虫の被害は格段に減らす事が出来ました。
 それにしてもプランタァでこの騒ぎですから無農薬栽培をなさっている農家の日々の苦労を考えると目眩を起こしそうです。幾ら仕事とはいえ本当に頭が下がります。

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’05)9・2

《イタリアンパセリ:芽が出ました》

 10日程で芽が出ました。いつもの事ながら芽が出るまで大変に心配しました。
 特に今回は初めて非シソ科、しかも[秋まき、冬採り]ハーブですからひとしおです。
 しかし、これでサイモンとガーファンクルの名曲:スカボロ-フェアのハーブ4種、全てが揃いました。しかも、最近はTV覧にハーブの文字を見つけると直ぐに録画予約が条件反射になってしまいました。
 そもそも、私がこれほど自家栽培に拘るのは食べるだけでない育てる楽しみと満足感を比類ないほど与えてくれるからです。
 賞味するだけの楽しみならスーパーで買えば済みますが、一度自家製ハーブの「育てる」「味わう」を経験してしまうと、もうこの魅惑の世界から逃れる術はありません。
 ”イタリアンパセリ”も今度の週末は{新芽の間引き}で楽しませてくれるでしょう
 それにしても”イタリアンパセリ”は歌に謳われるくらいですから西洋料理には欠かせない、日本料理で言えば「味噌」「醤油」の感覚に近い脇役なのでしょう。「食べる」方も楽しみです。

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’05)9・5

《セージ:一株だけ残りました》

 病害虫に強いと言われる”セージ”の栽培を見事に失敗し最後に残った一株がヤットご覧の姿にまで成長しました。
 最期の一株の為、香り味などはまだ報告できるほど堪能していません。
 しかし、先月中旬頃から脇芽の旺盛な成長や地面に接した所が発根するなど期待のもてる兆候も幾つか見受けられ少し安堵しています。
 毎年、レポートが減る晩秋から冬のハーブライフも今年は”セージ”と”イタリアンパセリ”で少しは発信量が増えそうです。

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’05)9・12

《チャービル:新たな仲間です》

 これが新しい仲間の”チャービル”の新芽です。
”チャービル”

  仏名:セルフィーユ
  セリ科シャク族/原産地:南ロシア
  草丈:20〜50a

 3年目に入り管理の悪さと腕のなさから元気無くなった”スペアミント”に替わり今年の冬を楽しむために迎えた仲間です。
 原産地が南ロシアですから”チャービル”にとっては東京など南の楽園だと勝手に想像して選びました。
 今回追放された”スペアミント”は育てやすく香りと色艶の評判が一番良かったので来年の春にはまた栽培する予定です。
 簡単ですが、第一報です。

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